研究者一覧FACULTY

写真:片田 敏孝
東京大学大学院情報学環総合防災情報研究センター
特任教授

片田 敏孝

Project Professor Toshitaka KATADA
Center for Integrated Disaster Information Research(CIDIR)
Interfaculty Initiative in Information Studies(III)

研究概要

専門:災害社会工学
災害への危機管理対応、災害情報伝達、防災教育、避難誘導策のあり方等について研究するとともに、地域での防災活動を全国各地で展開している。特に、釜石市においては、平成16年から児童・生徒を中心とした津波防災教育に取り組んでおり、地域の災害文化としての災いをやり過ごす知恵や災害に立ち向かう主体的姿勢の定着を図ってきた。平成24年には、防災の功労者として2つの内閣総理大臣表彰を受賞している。また、内閣府中央防災会議や中央教育審議会をはじめ、国・外郭団体・地方自治体の多数の委員会、審議会に携わり、研究成果を紹介しながら防災行政の推進にあたっている。主な学会活動として、日本災害情報学会副会長、日本自然災害学会理事がある。

東京大学大学院情報学環総合防災情報研究センター 特任教授
静岡大学総合防災センター 客員教授
群馬大学 名誉教授

略歴

昭和35年11月19日 岐阜県 生まれ
平成 2年 豊橋技術科学大学大学院博士課程修了
平成 2年 東海総合研究所 研究員
平成 3年 岐阜大学工学部土木工学科 助手
平成 5年 名古屋商科大学商学部 専任講師
平成 7年 群馬大学工学部建設工学科 講師
平成 9年 群馬大学工学部建設工学科 助教授
平成17年 群馬大学工学部建設工学科 教授
平成19年 群馬大学大学院工学研究科 社会環境デザイン工学専攻 教授(所属名称変更)
平成22年 広域首都圏防災研究センター センター長
平成25年 群馬大学理工学研究院 環境創生部門 教授(所属名称変更)
平成26年 群馬大学大学院理工学府 教授(所属名称変更)
平成29年 東京大学総合防災情報研究センター特任教授

平成12年 4月~平成13年 9月 京都大学防災研究所 客員助教授
平成13年 4月~平成14年 3月 米国ワシントン大学 客員研究員
平成22年 6月~平成25年 3月 豊橋技術科学大学 客員教授
平成22年 4月~平成26年 3月 東京大学 客員教授
平成22年11月~ 静岡大学 客員教授

主な委員など

中央防災会議「災害時の避難に関する専門調査会」委員
文部科学省「科学技術・学術審議会」専門委員
総務省消防庁「消防審議会」委員
国土交通省「水害ハザードマップ検討委員会」委員長
気象庁「気象業務の評価に関する懇談会」委員 などを歴任

受賞歴

平成12年度 横山科学技術賞「自然災害への社会的対応に関する総合的研究」
平成12年度 日本自然災害学会学術賞「河川洪水時の避難行動における洪水経験の影響構造に関する研究」
平成14年度 国際自然災害学会賞(2002 Mohammed El-Sabh Award)受賞「An Estimation Method of Human Damage Due to Tsunami Inundation Flow」
平成14年度 土木学会論文賞「河川洪水に対する住民の災害情報理解と避難行動に関する総合的研究(総合題目)」
平成19年度 平成19年度科学技術分野の文部科学大臣表彰科学技術賞「津波総合シナリオシミュレータを用いた津波防災の理解増進」
平成23年度 第4回日本教育再興連盟賞
平成23年度 日本災害情報学会 2011年廣井賞
平成24年度 第8回ヘルシー・ソサエティ賞(教育者部門)
平成24年度 第5回海洋立国推進功労者内閣総理大臣表彰(「“海洋立国日本の推進に関する特別な功績”分野」の「普及啓発・公益増進部門」)表彰
平成24年度 防災功労者内閣総理大臣表彰(個人「防災思想の普及」)
平成25年度 第23回 宮沢賢治 イーハトーブ賞
平成27年度 和歌山県知事表彰

主著

『人が死なない防災』集英社新書
『3.11釜石からの教訓 命を守る教育』PHP研究所
『子どもたちに『生き抜く力』を ~釜石の事例に学ぶ津波防災教育~』フレーベル館
『みんなを守るいのちの授業 ~大つなみと釜石の子どもたち~』NHK出版

Contact

東京大学大学院情報学環 片田研究室 桐生オフィス(6月2日に移転しました)
〒376-0023 群馬県桐生市錦町3-1-25 桐生商工会議所402号室
Tel & FAX:0277-46-6336

Mail:office[at]katada-lab.jp
Web: http://www.katada-lab.jp/