研究レポート No.03

東京大学 大学院情報学環 総合防災情報研究センター

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研究レポート

●研究レポート No.03
CIDIRのある情報学環の建物は地震でどのように揺れるのか?
text by 鷹野 澄(2009年7月21日掲載)

 CIDIRのオフィースは、情報学環10階建物の10階にあります。建物の最上階というせいもあるかと思いますが、CIDIRにいると地震の揺れが大きく感じられます。そこで、情報学環の建物にIT強震計のセンサーをたくさん設置して、情報学環の建物がどのように揺れるのかを調べることにしました。センサーの設置場所は、地下に2台、1階、3階、5階、7階に各1台、10階に2台、11階エレベータ室前に1台の計9台で、事前の試験観測を経て、今年3月から観測を開始しました。

 設置後まだ大きな揺れは観測されていませんが、気象庁の発表で文京区本郷震度1の地震が4つありました。そのうち観測された揺れが最も大きかった、2009年6月6日の千葉県東方沖の地震(M 5.9,深さ42km)のときの、情報学環の建物揺れを観測記録から再現しましたので、以下をクリックしてご覧ください。比較のために、右側に地震研究所の3つの建物の揺れを再現しています。

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(画面を横に大きくしてご覧ください。JAVAを使用しているため最初の起動に少し時間がかかります。なお表示できない場合は、JAVAをインストールしてください。)

 これから、地震のときの情報学環の建物は、建物の地下から上階になるほど扇状に大きく揺れることがよくわかります。震度で比べてみると建物の地階に比べて10階は震度1以上大きくなっています。また、建物上部ではわずかに「ねじれ振動」も見えています。さらに観測データから各階ごとの水平最大変形量(層間変形)を比較してみると、東西方向の場合では、3階~5階、5~7階、10階~11階などで変形が大きく、7階~10階の2倍近いことなども見えてきました。

 今回紹介したのは、一つの地震の記録のみです。今後さらに色々な地震の記録で調査して情報学環の建物の地震時の揺れを明らかにしていく予定です。

関連リンク
IT強震計について     http://wwweic.eri.u-tokyo.ac.jp/ITKyoshin/
IT強震計コンソーシアム http://wwweic.eri.u-tokyo.ac.jp/ITKyoshin/consortium/